未経験でも転職できる?
私は約10年前に施工管理職(ビルを作る現場監督)→Webディレクターに転職しました。当時の私のプロフィールをご紹介します。
転職当時のプロフィール
年齢 | 26歳 |
---|---|
性別 | 男 |
業界経験 | 未経験 |
資格 | Webに関する資格未所持 |
プロフィールは上記の通りで、Web業界は未経験でした。転職した時は不安しかありません。今だから言える転職する時にアレをしておけばよかったなということがたくさんあります。
→未経験でもWebディレクターになることができます!ただし、向き不向きや就職までにやっておくべきことがあります。詳しくは次の章でご紹介します。
未経験で就職するには?
未経験で就職するにはある程度のスキルが必要だと感じます。私は下記の3つはWebディレクターに就職するために必ず必要なスキルだと思います。
- 人と協力できる
- Webが好き
- 流行に敏感である
転職当時、私は上記3つを備えていたと自負しております。面接ではこれらのことがよく聞かれるので、具体的なエピソードを考えておくと良いです。
面接の際聞かれるのはどの程度熱意があるかです。例えば「人と協力できる」ことを伝える場合、「前職ではチームのために○○をしていました。そうすることで仕事の効率化と団結力を高めることに繋がります。」など実際にしたこと&結果まで言えると評価が高いです。
Webディレクターに向いている人・向いている人になるための方法は別記事で深掘りしています。Webディレクターを目指している方はぜひご覧ください!
未経験でも採用されるテクニック
昨今はIT業界の人気が高まり、倍率が高くなっています。そんな中、未経験でもWebディレクター職に採用されるテクニックをご紹介いたします。
採用される転職活動のポイント
- 強みがなければ資格があると良い
- 愛社精神よりも熱意
- 面接は明るい印象を意識
上記の3つが転職活動におけるポイントです。資格は次の章でご紹介する「ITパスポート」を取得すると良いです。
履歴書や面接の際は愛社精神よりも、自分はどのようなことがしたいかを伝えるとGoodです。例えば「貴社の〇〇のサービスを利用して感銘を受け、自分は〇〇で貢献したいと思いました。」などの熱意を伝えます。この業界はほとんど似たようなことをやっていますし、業界の未来を考えた時に積極性のある人材を必要としています。
また、Webディレクターはリーダー的ポジションなので面接の際は明るく笑顔で臨みましょう。人事の人にリーダーとして適任で、コミュニケーション能力の高い人材である印象をつけられると尚良いです。
未経験の人に必要な資格とは?
Webディレクターになるために必須の資格はありません。しかし必要な資格はあります。資格を取得することで仕事で役に立ったりチームメンバーからの信頼に繋がります。転職・就職活動の際にも役立ちます。
未経験の人におすすめの資格
- ITパスポート資格
- Webディレクター資格
未経験の人には上記の2つの資格がおすすめです。ITパスポートはITに関する幅広い知識、Webディレクター資格はWebディレクターの業務に関する知識が必要になります。Webディレクター資格を持っていると転職活動において大きな有利にになります。
各資格取得までの必要勉強時間
資格名 | 必要勉強時間 |
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ITパスポート資格 | 約50時間 |
Webディレクター資格 | 約50時間 |
資格取得をする場合は先に幅広く学べるITパスポートの勉強をし、その後にWebディレクターの勉強がおすすめです。
私も使っていたITパスポートのおすすめの参考書があります。図やイラストで内容が頭に残りやすかったです。ITパスポートの資格取得に励む方は「ITパスポート 絶対合格の教科書」という参考書がおすすめです!
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Webディレクター資格は就職してから取得する人が多いですが、転職活動においては持っていると熱意が伝わり有利です。またWebディレクター資格を持っている=仕事の知識があるということなので、即戦力としても活躍できます。
別記事でWebディレクターの資格や勉強方法について深掘りしています。資格取得を頑張りたい方、必要な資格を知りたい方はぜひご覧ください!
転職した時の話
私は施工管理職からWebディレクターに転職しています。施工管理職とはビルや家を建てる現場監督です。転職活動は3社受け、3社とも内定をいただきました。現在は当時内定をいただいた某王手IT会社でWebディレクターをしています。
転職理由
- 前職(施工管理職)がブラックだった
- Web業界に興味があった
上記の2つが転職理由として大きいです。施工管理職から他会社の施工管理職への転職も考えたのですが、建築業界自体がブラックだったので、興味のあったWeb業界におもいきって飛び込んでみました。
退職について
私の勤めていた会社はいろいろ厳しかったので、退職願を出しづらい環境でした。そこで、最近流行りの退職代行サービスに依頼して退職しました。
退職代行サービスは書類の準備までやってくれて、とても楽でした。退職までにかかった時間は約1ヶ月ほどで、完了しました。
退職代行サービスは「退職代行ガーディアン」というところを選びました。選んだ理由は東京都労働委員会から認証を受けており、レビューも良かったためです。かなり調べて依頼しました。退職代行サービス選びで迷っている方におすすめです。
ただし、1年以上労働した人には退職の自由が保証されています。金銭的なことを考えると退職を言い出しやすい環境の人は自分で書類を作成し、退職をされた方が良いと思います。
- 会社に言い出す勇気がない
- 引き止められるのが嫌だ
- 上司が怖い
上記に1つでも当てはまるのであれば退職代行サービスを使った方が良いのかなと思います。
転職活動について
転職活動は複数のサイトを使いましが、ベネッセのものが一番良かったです。ベネッセは希望する企業が見つけやすく、履歴書や面接日程の予約までサイト上でできたので簡単でした。
施工管理職に就職した時(新卒)もベネッセを使っていて、安心感がありました。転職サイトは自分が信頼できるものや名の知れたところであればなんでも良いと思いますが、ベネッセは若い人には多くのオファーがきます。30歳までの人であればベネッセがおすすめです。
無料で使えて案件も見やすいので、ぜひ一度チェックしてみてください!
転職してみて
私は施工管理職を3年経験した後にWebディレクターに転職しています。結論から言うと転職してみてとても良かったです。
転職してみて良かったこと
- 人間関係が良好
- 気持ちが楽になった
- 残業が激減した
Webディレクターに転職してみて良かったことばかりです。お給料はやや減りましたが、生活するのに十分な額を1年目からもらいました。
良かったこと①|人間関係が良好
Webディレクターの男女比は約5:5と言われています。私の職場は3:7で女性の方が多いです。
和やかな雰囲気で、落ち着いた人が多いです。中にはユーモアな人もいます。前職の施工管理職は職人さん気質のオラオラ系の人が多くいたので指導には苦労していました。それに比べるとWebディレクター職で関わる人は協調性のある人ばかりで助かります(笑)
良かったこと②|気持ちが楽
Webディレクターはコミュニケーション能力があれば仕事ができます。プログラマーやデザイナーと違って行き詰まることが少なく、楽な気持ちで仕事ができています。(チームメンバーが助けを求めている時には手伝うことも重要です)
また、オフィス環境がとても綺麗です。オフィス環境は会社にもよりますが、この業界の職場環境は良好な印象があります。リモートワークもできるので、時間的余裕も生まれます。
お給料も安定しているのも良いポイントです。お金の余裕は心の余裕だと実感します。
良かったこと③|残業が激減した
前職の施工管理職はブラックで月に100〜200時間程度残業していました。それに比べるとWebディレクター職は残業時間が大幅に減りました。
Webディレクターに転職した当初は月に20時間ほどの残業時間でした。現在も残業時間はあまり変わらず20時間程度です。
Web関連の職業の中では基本的にWebディレクターが一番残業時間が長いです。業務内容やメンバー編成によってプログラマーやデザイナーの方が残業時間が長くなるケースもあります。Webディレクターは進捗の遅れているメンバーに協力するので、残業はつきものだという心構えが必要です。
まとめ
本日のまとめ
- 未経験者でもWebディレクターになれる
- 未経験で転職活動をするなら資格を持つことがおすすめ
- 多くがアシスタントディレクタースタートなのでスキルがなくても安心
未経験でもWebディレクターになることができます!私も未経験のWebディレクター出身ですし、社内も4割程度のWebディレクターはWeb業界未経験の人です。
Webディレクターに必須の資格はありませんが、「ITパスポート」や「Webリテラシー」などの資格を持っていると転職活動の時に有利です。
また、ほとんどの場合就職してもWebディレクターではなくアシスタントディレクターから始まるので未経験でも安心です。一部の中小企業はWebディレクターから始まるそうですが、その場合は経験者採用になっていると思います。